雨の日は交通事故が増加します。

実際に雨の日の運転で怖い思いをしたことのある方は多いのではないでしょうか?

同時に軽貨物ドライバーの配達時にもクレームやトラブルが増加するため、雨の日は運転時はもちろんのこと配達時にも細心の注意が求められます。

そこで今回は雨の日に軽貨物ドライバーが注意すべきことをはじめ、安全運転のコツなども一緒にご紹介します。

雨の日は交通事故やトラブルが急増する

雨の日の交通事故件数

雨の日は晴れの日に比べて、交通事故が増加することはある程度予想できますよね。

しかし実際に交通事故件数に関するデータを比較してみると、1時間あたりの交通事故件数は晴れの日0.95件なのに対し、雨の日は3.34件。

つまり雨の日の交通事故件数は晴れの日のおよそ4倍にも上り、雨の日と晴れの日では驚くほどに急増していることがわかりました。

配達時にもトラブルが起こりがち…

雨の日の交通事故で最も多いのは、施設接触事故(建物、ガードレールなどに接触する事故)です。

これも1時間あたりの発生件数を比較すると、雨の日は晴れの日のおよそ10倍にも上ります。

雨による視界不良やスリップが主な原因であるといわれており、雨の日でも通常通り荷物の配達を行わなければならない軽貨物ドライバーは特に多いスリップに注意が必要です。

交通事故以外にも雨の日の配達時はなにかしらのトラブルが起こりがちなので、余裕を持って配達業務を行いましょう。

雨の日に軽貨物ドライバーが注意すべきこと

荷物・伝票を濡らさないこと

軽貨物ドライバーが雨の日に最も気を付けたいのは荷物や伝票が濡れてしまうことです。

配達時はもちろんのこと、荷物の積み下ろしをするときにも気を付けなければなりません。

少し濡れてしまう程度なら仕方ないといえますが、あまりに濡れているとお客様からのクレームに繋がることもあります。

伝票が濡れて見づらくなると配達業務にも支障が出るので、ビニール袋は必ず用意しておきましょう。

大きい荷物にも使えるようゴミ袋も用意しておくと安心です。

また最近増えている置き配に対応するためには、ビニールカバーをかけておく、濡れない場所に置いておく、可能であれば手渡しするなどの対策が必要になります。

余裕のあるスケジュールを組むこと

雨の日は視界不良やスリップを防ぐために慎重に運転する人が多くなるので、基本的に雨の日は道路が混みやすく渋滞が付き物です。

軽貨物ドライバーはそれを踏まえて、余裕のあるスケジュールを組まなければなりません。

雨の日は目安として30分~1時間ほど早く配達業務を開始するとスムーズでしょう。

配達時刻に遅れるからと焦って運転すると交通事故のリスクを高めてしまうので、雨の日は可能な限りスケジュールだけでなく精神的にも余裕を持って配達業務に取り組むようにしてください。

特にスポット便、チャーター便などに多い時間厳守の案件は配達時刻が遅れないよう注意しましょう。

いつもより安全運転に努めること

先ほどもお伝えしたように雨の日は主に視界不良やスリップが原因で交通事故が起こりやすくなります。

ただでさえ雨の日は昼間でも薄暗くなるうえに、水滴によってサイドミラーが見にくくなり歩行者に気付けないことも。

それと同じように、傘をさしている歩行者は傘で視界が狭くなることで車への意識が薄れがちです。

歩行者がこちらの車に気付いていないことも十分に考えられるので、配達中は常に安全運転に努める軽貨物ドライバーでも雨の日はいつもより注意して運転してください。

特に横断歩道を右折するとき、そして夜間は細心の注意を払って運転するようにしましょう。

また視界を良くする方法として、窓ガラスにガラスコーティングを塗っておくこともおすすめです。

代車の使用時は焦らずに

軽貨物ドライバーは台車を使って荷物を運ぶこともあるかと思います。

しかし雨の日に台車を使うときは荷物や伝票を濡らさないことに加えて、台車の使い方にも注意が必要です。

台車で段差を越えるときは荷物が崩れてしまうこともあるので、焦らずに慎重に押すようにしましょう。

もし段差に引っかかって荷物が水たまりに落ちたときには、少し濡れてしまう程度では済みません。

また焦って台車を押すことで、水たまりを避けきれずに荷物に水しぶきがかかることもあります。

やはり荷物や伝票が濡れてしまうことはトラブルやクレームに繋がるので、雨の日は最大限の対策や工夫が必要です。

台車の荷台が濡れるのを防ぐために、ダンボールを敷いておくのもおすすめですよ。

知っておきたい雨の日の安全運転のコツ

雨の日の安全運転のコツ

コツ1.基本中の基本ですが、速度制限を守ってスピードを出しすぎないこと。

カーブに侵入する前には必ず速度を落とすようにしましょう。

特に雨の降り始めは滑りやすくなることを覚えておいてください。

コツ2.雨の日の視界不良を防ぐためにワイパーは早めに作動させること。

コツ3.雨の日はブレーキが効きにくくなることもあるので、車間距離を広く取ること。

定期的な車のメンテナンスも重要

交通事故を防ぐには安全運転はもちろんのこと、定期的な車のメンテナンスも非常に重要です。

特にタイヤ、ワイパーなどのメンテナンスは定期的に行ってください。

SKSではカーリースサービスの他にも、プランによってメンテナンスまでお任せいただけます。

さまざまなサポートをご用意しておりますので、安心のカーリースサービスを利用したい方はぜひSKSまでご連絡くださいね。

関連記事