近年のコロナ禍で大きく成長したフードデリバリーサービス。

日常的に利用する方が増え、現在でも成長を続けています。

フードデリバリーといえば自転車やバイクに乗る配達員をイメージされるかと思いますが、実は軽貨物車を利用することもできるんです。

今回はフードデリバリーで利用できる乗り物の種類をはじめ、営業許可が必要な場合と不要な場合、最後にフードデリバリーを軽貨物車ではじめる方法についてご紹介します。

フードデリバリーで利用される乗り物とは

自転車

自転車はすでにお持ちの方が多いのではないでしょうか?

持っていないとしても他のどの乗り物より手軽に準備できることがメリットです。

とはいえ自転車にもさまざまな種類があるので、機能面で優れたものは価格が高くなることもあります。

自転車は小回りが利くことから短距離での配達や都市部での配達などにおすすめですが、稼ぐにはそれなりの体力が求められます。

これを良い運動になると捉えればメリットになりますが、少しでも体力的な負担を抑えたい方には向かないかもしれません。

また天候の影響を受けやすいこともデメリットの一つです。

電動自転車

電動自転車は電動機付きの自転車のことで電動機が漕ぐ力をサポートしてくれます。

同じ自転車でも電動機の有無によって疲れにくさが大きく違うので、通常の自転車より体力的な負担がかかりにくいことがメリットです。

長距離を運転しても疲れにくいことから、子供を乗せるママさんにも重宝されているほど。

また通常の自転車と同じく、小回りが利くこともメリットですね。

ただし、購入すると価格が高いこと、バッテリーが切れると運転がしにくくなることなどがデメリットに挙げられます。

原付バイク

原付バイクは原動機付きバイクのことで、アクセルを握って運転します。

電動自転車は自分でペダルを漕ぐ必要がありますが、原付バイクはその必要がなく体力的な負担はほとんどありません。

長距離での配達がスムーズであること、普通免許で運転できることなどが原付バイクのメリットです。

しかし、自転車とは違いどうしても給油代や保険代、税金などの維持費がかかること、小回りが効かないこと、交通違反のリスクなどのデメリットがあります。

125cc超バイク

原付バイクよりも大きい125cc超えのバイクは普通二輪免許が必要になりますが、車と同じスピードを出せることがメリットです。

長距離での配達は原付バイクよりもスムーズに行えます。

しかし、購入すると価格と維持費が高くなること、普通二輪免許が必要になることなどがデメリットです。

また覚えておきたいのはフードデリバリーで125cc超えバイクを利用する場合は、届出を行う必要があります。

必ず緑ナンバーと呼ばれる緑色のナンバープレートを取り付けてください。

軽貨物車

フードデリバリーでは自転車やバイクの他に、事業用として届出を行った軽貨物車を利用することもできます。

軽貨物車ならではのメリットは、体力的な負担が最も少ないこと、安定性が高く料理を運びやすいこと、天候の影響を受けにくいことなどです。

雨風だけでなく暑さや寒さのなかでも、軽貨物車なら快適にフードデリバリーを行うことができますよ。

しかし、自転車やバイクに比べて小回りが効かないこと、駐車場所を探す手間があること、価格と維持費が高くなることなどのデメリットも。

またフードデリバリーで軽貨物車を利用する場合は、黒ナンバーと呼ばれる黒色のナンバープレートを取り付ける必要があります。

フードデリバリーでは営業許可が必要?

必要な場合と不要な場合

先ほども少し触れたようにフードデリバリーで営業許可が必要になるのは、125cc超えのバイクもしくは軽貨物車を利用する場合です。

貨物軽自動車運送事業者としての届出を行う必要があり、自家用のナンバープレートから事業用のナンバープレートに取り替えなければなりません。

事業用のナンバープレートが緑ナンバー、黒ナンバーと呼ばれるものになります。

一方で営業許可が不要になるのは自転車、電動自転車、125cc以下のバイクを利用する場合です。

届出自体は手軽に行えますが、これらを利用する場合は一切の手間をかけずにフードデリバリーをはじめることができます。

白ナンバーでの配達が増えている!?

軽貨物車でフードデリバリーを行う場合は、貨物軽自動車運送事業者としての届出を行ったうえで、事業用のナンバープレートである黒ナンバーの取り付けが必要になります。

しかし、営業許可を得ずに自家用のナンバープレートである白ナンバーで、フードデリバリーを行う人が増えているようです。

黒ナンバーの取り付けは法律で義務付けられているので、白ナンバーでの配達行為は法律違反になります。

そのため軽貨物車でフードデリバリーをはじめる前には、必ず黒ナンバーの取得を行ってください。

もし白ナンバーでの配達中に事故を起こした場合は、違法行為のため保険の適用外になることもあり得ます。

黒ナンバーを取得する方法は次で詳しくご紹介します。

黒ナンバーを取得してフードデリバリーをはじめよう

黒ナンバーを取得する方法

黒ナンバーを取得するには、運輸支局と軽自動車検査協会で手続きを行うことになります。

まず運輸支局での手続きは決められた窓口にて必要書類を揃えて提出します。

不備がなければ提出した必要書類の一つ「事業用自動車等連絡書」が返却されるので、これを持って軽自動車検査協会へ向かいましょう。

軽自動車検査協会でも、決められた窓口にて先ほど返却された書類を含む必要書類を揃えて提出します。

ここで黄色ナンバーは返却してください。

黒ナンバーの取得には、黒ナンバーの交付代として2,000円ほどが必要になります。

手続きを行う地域によって異なるので、気になる方は事前に確認しておくとよいでしょう。

※必要書類はインターネットからもダウンロードができます。

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また少々料金は上がりますが、メンテナンスまですべて任せたい方にはメンテナンスまで含めたプランがおすすめです。

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