黒ナンバーを取得するとどんなメリットがある?取得方法も解説
2022.07.19 車の豆知識
ナンバープレートは車種や用途に応じて、複数の種類が存在します。
「黒ナンバー」と呼ばれる黒色のナンバープレートも、そのうちの一つです。
今回はナンバープレートの種類をはじめ、黒ナンバーを取得するメリットや取得する方法も併せてご紹介します。
ナンバープレートにはどんな種類がある?
事業用ナンバーとは
事業で荷物や旅客を運ぶ際に、運賃の受け取りが発生する場合は事業用のナンバープレートを取り付ける必要があります。
事業用ナンバーは車種に応じて、2種類に分けられます。
色によって分類される
ナンバープレートの主な種類は以下の通りです。
黒色
黒色のプレートに黄色の文字が記載された、事業用車のナンバープレートです。
「黒ナンバー」と呼ばれ、軽貨物運送業で使用する車に取り付けます。
黄色
黄色のプレートに黒色の文字が記載された、自家用車のナンバープレートです。
自家用の軽自動車に取り付けます。
緑色
緑色のプレートに白色の文字が記載された、事業用車のナンバープレートです。
「緑ナンバー」とも呼ばれ、一般貨物運送業で使用するトラックのほか、タクシーや観光バスなどに取り付けます。
白色
白色のプレートに緑色の文字が記載された、自家用車のナンバープレートです。
軽自動車以外の自家用車をはじめ、運賃の受け取りが発生しないトラック、消防車、救急車などに取り付けます。
青色
青色のプレートに白色の文字が記載されたナンバープレートです。
あまり目にする機会はありませんが、外交官が乗車する車に取り付けます。
上記の通り、黒ナンバーと緑ナンバーの2種類が事業用のナンバープレートに該当します。
黒ナンバーを取得するメリットと取得する方法
黒ナンバーと緑ナンバーの違い
黒ナンバーと緑ナンバーはどちらも、運賃を受け取って荷物や旅客を運ぶ事業である点に変わりはありません。
しかし、主に使用する車種と取得条件などに違いがあります。
緑ナンバーを取得する場合は、5台以上のトラックを準備したうえで、営業所や駐車場、さらにドライバーだけでなく、運行管理者資格を保有する人員の配置なども求められます。
また、すべての取得条件を満たし、運輸支局へ書類を提出した後は試験や審査を受ける必要があるため、許可を得るには時間も費用もかかるのが特徴です。
ただし、国から許可を得ていることの証明になるので、公共事業へ携われたり事業を拡大したりなどのメリットもあります。
一方で黒ナンバーを取得する場合は、軽貨物車が1台あれば、他に比較的難しい条件は設けられていません。
そのため、すべての取得条件を満たし、運輸支局へ書類を提出すると、不備なく受理された場合は当日に黒ナンバーを受け取れます。
また、緑ナンバーを取得する際に必要な税金も不要なうえ、軽貨物車はトラックに比べて大幅に維持費を抑えられるのも、黒ナンバーならではのメリットです。
黒ナンバーを取得する方法
黒ナンバーを受け取るまでの流れは以下の通りです。
1.必要書類を揃える
貨物軽自動車運送事業経営届出書、事業用自動車等連絡書、運賃料金表、車検証、運賃料金変更届出表紙(申請を行う地域によって有無が異なる)の4点、もしくは5点を揃えましょう。
なお、上記の書類は各2部用意します。
2.運輸支局へ提出する
必要書類を運輸支局の窓口へ提出しましょう。
不備なく受理されると、次の手続きに必要な事業用自動車等連絡書が発行されます。
なお、発行された事業用自動車等連絡書の有効期限は1か月です。
3.黒ナンバーを受け取る
運輸支局での手続きを済ませたら、軽自動車検査協会へ向いましょう。
手続きを行う際は、運輸支局で発行された事業用自動車等連絡書のほか、車検証、黄色のナンバープレート、黒ナンバーの交付費用などを用意します。
なお、黒ナンバーの交付費用は1,500円前後です。
手続きの詳細などを知りたい場合は、各事業所へ問い合わせましょう。
SKSのカーリースサービスは個人のお客様だけでなく、法人のお客様からのご相談も承っております。
月額料金を抑えたプランやメンテナンス付きプランなど、ご要望に応じてご案内いたしますので、カーリースのご利用をご検討中の方はぜひSKSまでお問い合わせください。
関連記事