「運賃料金表」の書き方は?黒ナンバーの申請方法と必要な書類について
2022.07.19 軽貨物運送業について 車の豆知識
黒ナンバーを申請する際は複数の書類を記入し、提出する必要があります。
「運賃料金設定届出書」と「貨物軽自動車運送事業運賃料金表」も、申請に必要な書類です。
今回は運賃料金表の書き方をはじめ、黒ナンバーの申請方法も併せてご紹介します。
黒ナンバーの申請に必要な運賃料金表の書き方
まずは、運賃料金設定届出書の書き方からご紹介します。
なお、以下2種類の運賃料金表は地域によって多少形式が異なる場合もあるため、あくまでも一例として考えてください。
運賃料金設定届出書の書き方
1.右上に書類を提出する日付を記入する。
2.日付の下に氏名または名称、住所、代表者名、電話番号を記入する。
3.「氏名又は名称及び住所並びに代表者名氏名」に上記の内容を再度記入する。
4.「設定した運賃及び料金を適用する地域」の「全国」「運輸局管内」「運輸支局管内」のうち、基本的には「全国」に印をする。
5.「設定した運賃及び料金の種類、額及び適用方法」に「別添の通り」などと記入する。
※下記の貨物軽自動車運送事業運賃料金表で詳細を記入するためです。
6.「実施年月日」に開業する日付を記入する。
貨物軽自動車運送事業運賃料金表の書き方
黒ナンバーを申請する地域によっては、見本が用意されている場合もあります。
運輸支局のホームページなどを確認してみると、わかりやすいでしょう。
1.「距離制運賃表」に距離ごとの運賃を記入する。
2.「時間制運賃表」に時間ごとの運賃を記入する。
3.「諸料金」に荷物の積み下ろしや待機が生じた場合の料金を記入する。
4.「運賃割増率」に通常の荷物に比べて特別な扱い方が求められる荷物に対する、割増率を記入する。
5.降雪が多い地域の場合は「冬季割増」に割増率を記入する。
6.個人で事業を行う場合は「休日割増」「深夜・早朝割増」に割増率を記入する。
なお、基本的に業務委託として運送会社から仕事を請けるため、運賃の設定に関してそれほど難しく考える必要はありません。
黒ナンバーの申請方法と必要な書類
運賃料金表の記入を済ませたら、黒ナンバーの申請を行いましょう。
申請方法と必要な書類は以下の通りです。
運賃料金表の他に必要なもの
黒ナンバーの申請を行うには、運賃料金表の他にも複数の書類を揃える必要があります。
・運賃料金設定届出書 2部
・貨物軽自動車運送事業運賃料金表 2部
・貨物軽自動車運送事業経営届出書 2部
・事業用自動車等連絡書 2部
・車検証のコピー
なお、運賃料金表以外の書類も運輸支局のホームページからダウンロードが可能です。
また、地域によっては運賃料金設定届出書が不要な場合もあります。
詳細は運輸支局へ確認しておくと安心でしょう。
黒ナンバーを申請する方法は?
上記の書類を揃えたら、管轄の運輸支局へ提出しましょう。
混雑具合によって待ち時間に差はあるものの、スムーズに進めば数分で完了する場合もあります。
なお、記入漏れや不備があれば長引くため、運賃料金表以外の書類も事前に記入まで済ませておくほうがよいでしょう。
手続きが完了したら、事業用自動車等連絡書が発行されます。
発行されてから1か月以内に、軽自動車検査協会で黒ナンバーを受け取りましょう。
また、事業用自動車等連絡書のほか、黄色のナンバープレート、車検証の原本、住民票または法人謄本なども必要です。
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