黒ナンバーが加入すべき保険について、任意保険にも加入したほうがいい?
2022.07.19 軽貨物運送業について 車の豆知識
黒ナンバーが加入すべき保険は、主に3種類です。
これから軽貨物運送業を始めるなら、任意保険にも必ず加入しましょう。
今回は黒ナンバーの保険について、任意保険に関する注意点も併せてご紹介します。
黒ナンバーが加入すべき保険は3種類
黒ナンバーが加入すべき保険は、「自賠責保険」「任意保険」「貨物保険」の3種類が挙げられます。
自賠責保険
自賠責保険とは、黒ナンバーに限らず、すべての車に加入義務のある保険です。
加入していない場合は車検を受けられないため、公道を走行できません。
また、自賠責保険は被害者の身体に対する補償に限られていることが特徴です。
加害者だけでなく、被害者の車も補償範囲から外れるため、注意しましょう。
補償の上限額は以下が目安です。
被害者の死亡:最大3,000万円
後遺障害:最大4,000万円
傷害:最大120万円
なお、上限額を超えた分は自己負担となることも覚えておきましょう。
任意保険
自賠責保険とは異なり、加入義務はないものの、黒ナンバーを含めたほとんどの方が加入する保険です。
また、自賠責保険より補償範囲が広いため、さまざまなケースで補償を受けられます。
補償内容は、「賠償責任保険」、「傷害保険」、「車両保険」から選べるのも特徴です。
賠償責任保険
ものを破損したり相手を死傷させたりした場合に、補償を受けられる保険です。
さらに対物賠償保険と対人賠償保険に分かれます。
どちらも任意保険の基本であるため、必ず加入しましょう。
なお、もしもの場合に備えて、補償の上限額は無制限を選択しておくと安心です。
傷害保険
運転手や同乗者が事故により負傷した場合に、補償を受けられる保険です。
内容は、人身傷害、搭乗者傷害、自損事故、無保険車傷害など細かく分かれます。
加入するほど保険料もかさむため、自分に必要な保険を見極めることが大切です。
車両保険
事故により車が損害を受けた場合に、修理費用の補償を受けられる保険です。
保険料は、車の本体価格に応じて設定されます。
貨物保険
「運送業者貨物賠償責任保険」を指し、運送保険とも呼ばれます。
名前の通り、黒ナンバーを含めた運送業者向けの保険です。
任意保険と同様に加入義務はありませんが、業務中に荷物が損害を受けた場合に補償を受けられるため、加入をおすすめします。
黒ナンバーの任意保険に関する注意点
黒ナンバーは一般的な自家用車に比べて走行距離が多いことから、事故のリスクも高まるため、任意保険への加入は必須と考えましょう。
任意保険料の相場は?
先述の通り、黒ナンバーは事故のリスクが高まるため、一般的な自家用車より保険料も高い傾向にあります。
保険会社によって差はあるものの、毎月1〜2万円前後が目安です。
新たに加入する必要がある
自家用車の保険は引き継げないため、黒ナンバーを取得して軽貨物車運送業を開業する場合は、新たに加入が求められます。
また、黒ナンバーの任意保険を扱う保険会社は限られる点にも注意が必要です。
保険会社を選ぶポイント
黒ナンバーの任意保険を扱う保険会社を探したら、まずは資料を取り寄せましょう。
補償範囲やサービスなどを把握する必要があるためです。
特に事故が起きた場合の対応は、よく確認しておきましょう。
なお、契約する前に見積もりを依頼して、細部まで目を通すことも大切です。
カーリースとは?どんなメリットがある?
軽貨物運送業で使用する車を確保するなら、カーリースを利用するのもおすすめです。
カーリースの仕組み
カーリースとは、カーリース会社へ月額料金を支払うことにより、カーリース会社が所有する車を利用できるサービスを指します。
現在は個人に向けたサービスも増えていますが、本来は法人に向けたサービスとして広く利用されていました。
カーリース会社によって、プランをはじめ、サービスやサポートは多岐にわたります。
SKS独自のサービス
SKSは主に軽バンを取り扱い、ドライバーの方に向けてカーリースサービスを行なっております。
お客様に安心してご利用いただけるよう、さまざまなサービス・サポートを揃えているため、事故時や緊急時の対応もお任せいただけるのもメリットです。
さらに保険会社の代理店業務も行なっておりますので、保険に関するご相談も承ります。
法人のお客様も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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