2021年よりガソリン代の高騰が続いており、今後も長引くことが予想されています。
ガソリン代をできるだけ節約するには、どうしたらよいのでしょうか。

今回は、ガソリン代を節約するポイントをご紹介します。
ガソリン代以外の維持費を節約する方法も併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

車のガソリン代を節約するポイント

まずは、車のガソリン代を節約するポイントについてご紹介します。

節約ポイント①メンテナンス

車のガソリン代を節約するには、基本のメンテナンスが欠かせません。
特に、下記2点は習慣づけてください。

1.タイヤの空気圧

空気圧が低下した状態で走行すると転がり抵抗が大きくなり、燃費の悪化を招きます。
タイヤは放っておくと5~10%の空気が自然に抜けていくので、少なくとも1か月に1回は確認が必要です。
なお、感覚だけで空気圧の不足を判断することは難しいため、空気圧を確認する際はエアゲージを使用しましょう。

2.エンジンオイル

燃費の悪化は、エンジンオイルの劣化でも起こります。
なぜならエンジンオイル本来の機能が発揮されず、必要以上の燃料を消費するからです。
交換時期の目安は「走行距離15,000kmまたは1年に1回」と言われているものの車種によって差があるため、車の取扱説明書を確認したうえで適切な時期に交換しましょう。

また、オイルフィルターやエアクリーナエレメントも定期的に交換することで、燃費の改善を見込めます。

節約ポイント②運転方法

少しの工夫や意識によって、燃費の悪化を防いだり改善したりすることが可能です。
ガソリン代を節約するための運転方法をご紹介します。

1.余計な荷物を積まない

車の重量が大きいほど燃費に影響を与えるため、一度車に載せている荷物を確認しましょう。
100kgの荷物を載せて走行すると、燃費が3%ほど悪化します。
積んだままになっているアウトドア用品やゴルフバッグなどは降ろして、使用していないルーフキャリアは取り外しましょう。

2.急発進・急停止をしない

穏やかな発進・停止を実施することで、燃費が2~10%ほど改善します。
具体的には、「最初の5秒で時速20km」を目安に発進することと、停止時は早めにアクセルから足を離すことの2点を意識しましょう。

また、急発進・急停止をしないことは、ガソリン代の節約だけでなく安全運転にも効果的です。

3.無駄なアイドリングをしない

10分のアイドリングで約130ccの燃料を消費するので、駐停車する際はエンジンを切りましょう。
ただし、交差点での手動アイドリングストップは、安全の観点から注意が必要です。

また、現在の乗用車は特別な状況を除いて暖機運転が不要のため、エンジンをかけたら速やかに出発しましょう。

4.車間距離を空ける

加速・減速の機械が多いと燃費の悪化を招くため、できるだけ一定の速度で走行できるよう車間距離を空けましょう。
車間距離の目安は、「電柱や標識などの目印を前の車が通過してから自分の車が通過するまで2秒以上」です。
なお、高速道路を走行する場合や大型車は3秒以上を目安にしてください。

5.エアコンの使い方を見直す

エアコンの使い方を見直して無駄遣いを減らすことも、ガソリン代を節約するポイントです。
車のエアコンは冷却・除湿機能のみのため、暖房を使用する際はA/Cスイッチを入れる必要はありません。

また、夏場は車内の空気を入れ替えてからエアコンを使用するようにしましょう。

6.出発前に交通情報や経路を確認する

道に迷わないよう、出発前は交通情報や経路を確認しておくこともポイントです。
目的地までスムーズに走行できれば、燃料も時間も節約できます。

節約ポイント③給油方法

フルサービスのガソリンスタンドは細かなサービスを受けられますが、ガソリン代を節約したいならセルフサービスを利用しましょう。

また、高速道路PA/SAのガソリンスタンドは価格が高めに設定されているため、高速道路を走行する際は事前に給油を済ませておくのもポイントです。

節約ポイント④クレジットカード

ガソリンスタンドを利用する際は、特定のクレジットカードによる会員割引を活用するとよりガソリン代を節約できます。
クレジットカードの種類によって年会費の有無や特典が異なるため、作成する際はよく比較検討しましょう。

ガソリン代以外の維持費を節約するには

呼びかける女性

車を保有していると、ガソリン代以外にも費用がかかります。
この機会に維持費を見直してみましょう。

自動車保険を見直す

任意保険は保険会社や内容によって差があるため、「補償内容と料金が適切か」「現在の自分に合った補償内容か」などを一度見直してみましょう。

また、より保険料を節約したい場合はダイレクト型への加入を検討するのもおすすめです。

安い駐車場を利用する

駐車場代を節約するために、「付近に安い駐車場はないか」「空きは出ていないか」を確認してみましょう。
ただし、安い駐車場を利用する際は、利便性や環境面とのバランスを考えて決める必要があります。

車検の依頼先を変更する

車検費用は、車検を依頼する業者によって大きく変動します。
毎回同じ業者へ依頼している場合は、一度他の業者と費用を比較してみるのもおすすめです。

燃費のよい車に買い替える

もし近い将来に車を買い替える予定があるなら、燃費のよさを重視するとよいでしょう。
エコカー減税の対象車を選べば、ガソリン代だけでなく税金の節約にも有効です。

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