軽自動車を使って配送業を始めるときは、黒いナンバープレートを取得しなければなりません。
黒いナンバープレートにはどんな役割があり、他の色のナンバープレートと何が違うのでしょうか。
今回は、黒いナンバープレートの意味とメリット、取得方法を解説します。
黒ナンバー車に賢く乗る方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

黒いナンバープレートの意味

黒地に黄色の文字が使われているナンバープレートが「黒ナンバー」です。
黒ナンバーにはどんな意味があるのでしょうか?

黒ナンバーとは

黒ナンバーは、営業用の軽自動車を意味します。
軽自動車で貨物運送業を営む場合に適用されるナンバープレートです。

黄色や緑色のナンバープレートとどう違う?

黄色のナンバープレートは、自家用の軽自動車につけられます。
また黒ナンバーと同じ営業用でも、たとえばタクシーやトラック、バスなど軽自動車以外の営業車につけられるのが緑色のナンバープレートです。

黒いナンバープレートを取得するメリット

この章では、黒ナンバーを取得するメリットをお伝えします。

すぐに取得できる

黒ナンバーは届出制ですので、必要書類さえ揃っていれば1日で取得可能です。
また軽自動車1台から取得できるので、個人事業に向いています。

登録免許税がいらない

緑ナンバーの場合は登録免許税がかかりますが、黒ナンバーは不要です。
ちなみに緑ナンバーの登録免許税は、12万円です。

税金が安い

黒ナンバーは営業車ですので、自家用車よりも税金が安くなっています。
自動車重量税と軽自動車税の違いは、以下の通りです。

【自動車重量税:継続検査(エコカー外)】
自家用 6,600円
営業用 5,200円

 

【軽自動車税:新税率】
区分 自家用 営業用
乗用 10,800円 6,900円
貨物用 5,000円 3,800円

 

黒いナンバープレートにはデメリットもある

黒ナンバーのデメリットは、対象とした任意保険を扱っている損害保険会社が少ないことでしょう。
選択肢が限られるうえ、自家用車と比較すると保険料は高く、月々の料金は約2〜3倍が相場です。
また、貨物車としての条件を満たすために、座席を減らさなければならないケースもありましたが、現在は乗用の軽自動車でも黒ナンバーを取得できます。

黒いナンバープレートを取得する方法

ガッツポーズをする男性

黒いナンバープレートを取得するにはどうすればよいのでしょうか?
この章では、黒ナンバー取得の方法や流れについて説明します。

取得の要件

黒ナンバーを取得するための主な要件は、以下の通りです。

・営業所、休憩所、睡眠施設がある
・営業所から2km以内に車庫がある
・1台以上の車がある
・運送約款がある

自宅を営業所、休憩所、睡眠施設として申請できるので、新しく場所を借りる必要はありません。
なお自宅は、自己所有でも賃貸でも申請可能です。

取得の流れ

運輸支局で、軽自動車による運送事業を始めることを申請します。
提出する書類は、以下の5種類です。

・貨物軽自動車運送事業経営届出書
・運賃料金設定届出書
・運賃料金表
・事業用自動車等連絡書
・使用する自動車の車検証の写し

運輸支局のホームページや窓口で、確認しながら作成すれば簡単です。
続いて営業所がある地域を管轄する軽自動車検査協会で、名義変更や黒ナンバー取得の手続きをします。
このときに必要な書類が、運輸支局で手続きした「事業用自動車等連絡書」と、ナンバー変更書類です。

登録するときの注意

書類の控えは再発行できないため、紛失しないよう保管しておきましょう。
また、黒ナンバーがついている軽自動車を譲り受けた場合は、使用者に関する手続きが必要です。

黒ナンバーの軽バンはリースがおすすめ!

これから軽自動車を使って運送業を始めたいなら、リーズナブルな定額料金で車を借りられるカーリースがおすすめです。
料金以外にも、カーリースにはメリットがたくさんあります。

・カーリースの料金はすべて経費にできて管理が簡単
・月額料金に軽自動車税や保険代も含まれている
・レンタカーとは違い、「わ」ナンバーではない

まとめ

SKSのカーリースサービスは、地域密着型でフリーランスドライバーに特化したカーリース会社です。
フリーランスドライバーの方向けに月額1万円(最安)から、お客様に合わせたプランをご提案しております。
黒ナンバーでの開業を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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