車に寿命ってあるの?走行距離の調べ方や部品の寿命をご紹介!
2020.06.23 車の豆知識
車の購入またカーリースする際に車の寿命って気になりませんか?
また、走行距離の調べ方・部品交換の時期なども知っておきたいですよね。
今回は、気になる車の寿命と走行距離の計算法・交換が必要となる部品とその時期をご紹介させていただきます。
車の寿命とは
長年乗っている車がよく不調を起こすようになると「もう寿命かな?」と考える方も多いでしょう。
まずは車の寿命がどれくらいのなのかについてご紹介いたします。
車の寿命ってなに?
生き物と同じく、車など機械にも寿命はありますが、車の寿命はさまざまな判断基準があります。
車の寿命の判定によく使われるのが、走行距離と車の使用年数です。
しかし車は替えのパーツをつけるなど、メンテナンスをする事で長い間使用することができます。
そのため、走行距離や使用年数以外にメンテナンスがきちんと行われているかも寿命に大きな影響を及ぼします。
ただしメンテナンスにコストがかかり過ぎる場合や、メーカーから対応する部品の製造がなくなると、どうしようもないこともあります。
メンテナンスや扱い方によって寿命は異なるので、明確に定義することはできません。
走行距離の寿命
走行距離は一般的に10万~15万kmといわれています。
これは一般車の場合ですので、特殊車両などは該当しないことがあります。
一般車に積まれているエンジンは10万km以上走行するとトラブルを起こしやすくなります。
そのため、走行距離の寿命はエンジンの寿命であるともいえます。
寿命年数はどれくらい?
一般的に12年以上乗っているとトラブルが起こりやすくなります。
この12年という数値は自動車検査登録情報協会によって2015年に行われた調査で導き出された平均値の年数です。
また、翌年の2016年でも13年に届かない程度の数値でしたので、およそ12~13年が車の寿命となる年数と考えられます。
しかし、中にはまだ深刻な問題がないにも関わらず車を乗り換えたケースなども含まれているため、純粋な寿命はもっと長いかもしれないということが考えられます。
走行距離ってどう計算するの
走行距離で寿命を知りたい場合、どうすれば今まで走った距離を調べられるのか分からないという方もいるかもしれませんね。
こちらでは走行距離の計算方法をご説明いたします。
総走行距離とは
先述したように、車の走行距離が延びるほどエンジンが傷んでいると判断されてしまいます。
走行距離は車の価値を計るための数値と考えてもよいでしょう。
調べ方
車には走行距離を測るためのメーターが設置されています。
運転座席の前にあるインストルメントパネルの下側にあるのが走行距離を測るメーターです。
総走行距離数はオド(ODD)メーターによって調べることが可能です。
過去に故障でメーターを取り換えていない限り、オドメーターは出荷されてから現在までの走行距離を記録し続けています。
メーターを見ればすぐに総走行距離を調べることが可能ですが、もし修理をしている場合は念のため整備記録を確認してみましょう。
走行距離のメーターが1つしかない場合は、数字の横にODOと表示されていれば総走行距離になります。
メーターは切り替えができるので、総走行距離が表示されていない場合は切り替え方法があるので車の取り扱い説明書を確認してみましょう。
区間走行距離とは
総走行距離の他に、区間走行距離というものがあります。
区間走行距離は総走行距離とは異なり、数値をリセットすることができます。
よって、よく行く場所までの距離を調べたり、遠くに出掛けたときに走行した分だけを調べるときに役立ちます。
また、燃費を調べるときにも役立ちます。ガソリンスタンドで給油したあとにリセットをすれば、次の給油のタイミングにどのくらいの燃費で走行していたのかを知ることができます。
調べ方
こちらも運転座席の前にあるインストルメントパネルの下側にあり、区間走行距離はトリップ(TRIP)メーターによって調べることが可能です。
調べる方法は出発前にリセットし、目的地に到着したときに確認をするだけです。
メーターが1つしかない場合は数字の隣にTRIPと表示されていれば区間走行距離です。
交換が必要な部品と時期
車の寿命を延ばすためにはメンテナンスが重要だということはお分かりいただけたと思いますが、最後にメンテナンスで特に重要な4つのパーツについてご紹介します。
エンジン
走行距離にダイレクトに影響を与えられてしまうのがエンジンです。
エンジンは車のパーツの中でも非常に重要な役割を持っているため、不具合があればすぐに修理しましょう。
不具合の種類には、水漏れやオイル漏れ、異音などが挙げられます。
放置すると悪化が進み、エンジンを丸ごと交換しなければならなくなるときもあります。
バッテリー
バッテリー上がりが起こると、エンジンがかからなくなったり、異音がするようになるなど、走行できない状態になってしまいます。
バッテリーには交換の目安があり、2~3年に1度は交換をするようにしましょう。
タイヤ
走行距離が長いとタイヤもどんどん摩耗していきます。
タイヤは目視で確認できるので、車を使う前に確認するように癖をつけておくと安心です。
摩耗の他に裂傷やスリップサインがある場合は事故を起こしかねませんので、早急に交換をしましょう。
タイミングベルト
タイミングベルトはエンジン内部のパーツです。
エンジンを効率よく回すためにバルブの開閉を行う機関のことで、急発進など急激な力が加わると負荷が大きくなってしまいます。
エンジンベルトも10万kmごとに交換することが推奨されているので、できるだけ早めの交換を心がけましょう。
SKSでは
SKSでは車検・点検などスケジュール管理のほか、入庫先の選定や作業内容の確認も代行いたします。
安全にカーリースでドライバーをするのであれば、是非SKSまでご連絡ください!
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