カーリースは元々法人向けサービスであったことは有名ですが、どのようにして誕生したのかまでご存知の方は少ないのではないでしょうか。

カーリースが誕生した歴史を知ると、日本の経済発展についても知ることができます。

新型コロナウイルスによって新生活様式が求められる現代では、何か繋がるものがあるかもしれませんね。

今回はカーリースの歴史についてご紹介したいと思います。

カーリース誕生の経緯

それではカーリースがどのようにして誕生したのか、ご紹介いたします。

リースの誕生はアメリカ

最初にリースというサービスが誕生したのは、1952年のアメリカでした。

U.S.リージング社という世界初のリース会社です。

同じ年にサンフランシスコ条約発効とGHQ廃止が起こっており、社会的にも影響の大きな年となりました。

日本のリース誕生

日本では1963年に日本リース・インターナショナル(後にGEキャピタルによって買収)が設立されました。

ケネディ大統領の暗殺事件があった年です。

翌年の1964年にはオリエント・リース(現オリックス)、東京リース(現東京センチュリー)が設立され、2年の間に3社が設立されました。

1964年以降の5年間はリース会社設立のラッシュ時期となっており、日本の高度経済成長期と生産性向上に大きく役立ちました。

リース業界が拡大されたことで、新たに法人が車を用いる手段としてカーリースが誕生しました。

バブル崩壊後の日本では

バブル崩壊以前、カーリースは節税効果が高いとして企業から高い注目を集めていました。

しかしバブルが崩壊すると、今度は節税効果でなく高い合理化効果があるとして注目されるようになりました。

現在では全国の半数の企業・法人でカーリースが用いられており、官公庁や組合などでもカーリースを導入することが増えています。

成長を続けるカーリース市場

法人向けカーリースは節税効果など様々なメリットがあり、今もカーリース市場を成長させています。

しかし最近は法人向けだけでなく、個人向けのカーリースも人気が高まっています。

カーリースの国内市場規模

1973年の日本国内にあるリース車の台数は6万弱しかありませんでしたが、2019年3月には370万台もの数に上ります。

法人向けカーリースの普及拡大とともに、個人向けカーリースの普及と需要が高まったことが原因と考えられています。

カーリースの需要が高い理由

個人向けの場合

カーリースが個人向けに普及した理由として、車を保有していることがステータスとされていた時代から移動手段の一つであると考える人が増えたからという考えがあります。

国土交通省の発表でも、公共交通機関があるので車がなくても問題ないと考えている若者が多いとされています。

また、経済的に車は購入だけでなく保有するにも維持費がかかるので費用を抑えられるカーリースの方が利用しやすいと考えられているようです。

法人向けの場合

法人向けカーリースは非常に高い節税効果と、カーリースにかかる費用を全て経費として計上できるというメリットがあります。

そのため、非常にカーリースの人気が高くなっており、カーリースを利用する企業は今も増加を続けています。

現在の法人カーリース普及について


法人のリース利用状況とカーリース利用の状況は

公益社団法人リース事業協会が2015年に発行した「リース需要動向調査報告書」によると、カーリースを利用している法人の割合は1990年以降全て90%前後という高い比率を維持しています。

現在リースを利用していなくても、過去にカーリースを利用していた法人は6%になっており、1度でもカーリースを利用したことがある法人は96%にも上ります。

法人カーリースにおけるメリットが大きい

法人でこれほどカーリースが利用される理由は高い節税効果があるからといえるでしょう。

法人のカーリースは、自動車税が含まれたカーリースであっても全額経費として計上することができます。

購入した場合は自動車税以外に固定資産税なども必要になりますが、カーリースでは固定資産税が発生することもありません。

そのため、費用面で大きな節約になるとされています。

新生活様式では軽貨物運送の需要も拡大

一般的に法人カーリースでは高級車を利用されることが多いですが、軽バンの需要も高まっています。

新型コロナウイルスの影響により通販利用者が増え、荷物の配送に軽貨物運送が貢献しています。

軽バンであれば普通自動車第一種免許で運転することができ、軽貨物運送の許可さえ得ていればすぐに仕事を始めることができます。

今後も続くことが予想されている新生活様式では、さらに多くの軽貨物運送業者の需要が高まることでしょう。

貨物業を営んでいる業者の雇用拡大としてカーリースで軽バンを利用することで、今まで以上に運送の要として活躍すると考えられます。

SKSのカーリース

経済状況やニーズなどが大きく変わっている現代社会において、軽貨物運送や法人カーリースは非常に需要が高いということがお分かりいただけましたでしょうか。

SKSのカーリースでは、最安月額1万円から軽バンのリースが可能です。

個人向けはもちろん、法人向けカーリースプランも各種ご用意しております。

関連記事