デジタコにはどんな種類がある?カーリースに最適な種類を探そう!
2020.11.27 軽貨物運送業について 法人カーリース
車両管理のためにデジタコを導入する場合、どんな種類を選べばいいのか悩んでいる方も多いと思います。
デジタコには複数の種類がありますので、それぞれの特徴を知ることで求める機能などを選びやすくなります。
今回はデジタコの種類や選び方についてご紹介いたします。
機能別デジタコの種類
デジタコは機能ごとに大きく4種類に分かれます。
単機能型
単機能型はデジタコに最低限必要な法定三原則(速度、時速、距離)の取得に特化したデジタコです。
機能が至ってシンプルなので、ほかのデジタコに比べて購入費用が安いというメリットがあります。
また、簡単な運行管理であれば行えるものもありますので、とりあえず最低限の情報を記録したいという方には単機能型がおすすめです。
操作方法も非常に簡単なので、電子機器が得意ではないという方も安心して使うことができます。
ただしドライブレコーダーなどと連携させることはできないので注意が必要です。
標準型
標準型は単機能型よりも少しだけ機能が増えます。
法定三原則の記録の他に、ドライブレコーダーとの連携、日報作成、帳票出力などが可能になっています。
業務効率を上げるための最低限の機能が入っているタイプといえるでしょう。
複雑な操作はありませんので、比較的簡単で活用しやすいのではないでしょうか。
多機能型
ハイグレードモデルのデジタコです。
標準型の機能に加え、アルコールチェッカーなどと連携させることもできます。
燃費管理や速度超過時のアラーム設定もできるため、業務効率の向上や利益率を上げることができます。
用途に合ったオプションが追加できるので、法人ごとに希望する設定にカスタマイズすることもできます。ドライブレコーダー一体型や連携型など豊富な種類があります。
次世代型
デジタコ最上位モデルです。
クラウド上でデータが管理でき、ドライブレコーダーと一体型が主流になっています。
非常に多機能で、タイヤの空気圧の警告や荷室の湿度チェックなどができるものもあります。
連携機器が非常に豊富で、今後も新たな連携機器の種類が増える予定です。
記録媒体の違い
デジタコの記録媒体は大きく分けて2種類です。
カード型
カード型は車両に設置したデジタコ(車載機)にSDカードやUSBなどを挿入して情報を記録します。
記録したデータは業務終了後に事務所のパソコンにつなぎ、専用ソフトでデータを管理するようになっています。
別名ローカル型とも呼びます。
通信型
通信型はデジタコの車載機にSIMカードが内蔵されているので、オンライン上で管理ができるようになっています。
データはネットを介して記録・保存されるようになっているので、カード型とは異なり記録用のSDカードなどは使いません。
車載器が常に情報を記録しているので、どこを走行しているのかリアルタイムで事務所から確認することができます。通信型は別名クラウド型とも呼ばれています。
デジタコの選び方
デジタコで必須の法定三原則はどのメーカーも同じです。
また、デジタコは国土交通省の認定品なのでメーカーによる精度の差もほとんどありません。
そのため、どのデジタコを選べばいいか分からないという方も多いと思います。
最後に、法人でデジタコを導入する際に参考になる点を3つのポイントに絞ってご紹介いたします。
コスト
デジタコにある程度の機能を求めた場合、標準型は1台でおよそ30万円します。
法人で導入する場合、複数の車両に設置すると高額になってしまいます。
機能が多ければ多いほどコストは高くなりますので、まずは本当にその機能が必要なのか考えてみましょう。
また、欲しい機能をどのように使うのかなど、具体的な利用方法を考えておかないと不必要な機能に経費をかけてしまう、なんてことにもなります。
機能
デジタコの機能はメーカーや種類によって異なります。
どんな機能があるのか、求めている機能を比較してみましょう。
デジタコは精密機器なので、故障するリスクもあります。
1台で何でもできるからといって高機能なものを選ぶと、故障した際に何もできなくなるという問題もあり得ます。
万が一に備えて、必要最低限な機能だけを揃えておき、ほかはデジタコ以外の機器で管理をするというのもひとつの選択肢かもしれません。
法人ではどんな方法が管理しやすいのかを相談しておきましょう。
データ
データの管理も非常に重要です。ローカル型とクラウド型では機能に大きな差があります。
たとえば配送ルート上で事故などが発生した場合、クラウド型ならすぐにドライバーに迂回の指示や配送先への連絡ができますが、ローカル型はリアルタイムで情報更新が行われません。
緊急時の対応力はクラウド型の方があるといえます。
デジタコ以外の通信手段がある場合はクラウド型でなくても対応できますので、配送の効率を上げるためにも何らかの連絡手段を確保しておくことをおすすめします。
まとめ
デジタコは業務効率のアップに加え、ドライバーの勤務状態や車両管理に非常に有効です。
法人で導入する場合、導入費用が高額になりやすいので妥協せず満足いくコストと機能を選ぶことが大切です。
現在、軽貨物運送にはデジタコの導入は義務化されていませんが、業務効率や安全性の向上に導入を検討してみてはどうでしょうか。
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