法人軽貨物運送で求人に応募がない場合に考えるべきこと
2020.11.27 軽貨物運送業について 法人カーリース
最近、「求人を掲載しても応募されない」という悩みを持つ法人が増えています。
特に軽貨物運送を含め、運送業のドライバーは減少傾向にあります。
人が少ないと仕事を回せなくなるだけでなく、既に在籍するドライバーの負担が大きくなってしまいます。
人手不足に悩む法人で考えるべきことは何があるのでしょうか。
今回は法人軽貨物運送の求人について考えていきたいと思います。
なぜ運送ドライバーは減少している?
配送ドライバーとしての経験がなければ、新たに求人しても「こんなはずじゃなかった」とすぐに辞めてしまうでしょう。
業務内容が不明瞭だとドライバーが不安に感じ、人手不足に拍車がかかってしまいます。
配送ドライバーの求人で不安に感じさせてしまう要素とは一体何なのでしょうか。
労働環境に不安を感じる
「運転が好き」「拘束時間が長くても苦にならない」「1人で仕事をする方が楽」といった場合であれば配送ドライバーとしてのやりがいを見出すことができます。
しかし「時間厳守のプレッシャーが大きい」「食事や睡眠の時間が不規則」「荷物の積み下ろしなどで体に負担がかかりやすい」などのイメージが染みついてしまっていて、どれだけドライバーを募集しても応募が増えない傾向にあります。
給与に不満がある
燃料費の高騰に加え車両の維持にコストがかかっていては、法人として採算がとれません。
配送ドライバーはほかのドライバー職に比べて業務内容に対しての給料が割に合わないばかりか、経営側は少しでも多くの配送を行うために配送料を下げて顧客を獲得しようとします。
そのしわ寄せが現場で働く配送ドライバーの給料に大きく影響していると思われます。
運転に不慣れ
配送ドライバーの人手不足として挙げられる理由は、道路交通法改正により免許区分の改変が行われ中型免許が必要になりました。
それにより、運転免許の取得難易度が上がったことが影響しているのではないかと考えられています。
また若年層の車離れにより運転に対する苦手意識が壁となり、配送ドライバーを希望する者が減少しているとも囁かれています。
求人応募数を上げるために必要なこと
労働環境の改善
長引く配送ドライバーの人手不足を危惧した法人は「きつい」「危険」「帰れない」などの、いわゆる新3Kを払拭するため、労働環境の改善に取り組み始めているようです。
具体的には待機時間を見直して無駄な労働時間を削減する、新しい設備を導入して作業効率をアップさせる、物流センターを拡大してスムーズに配送できるよう個々の連携を強化するといった具合に少しずつ労働環境の改善が目指されています。
働き方を見直す
法人として配送ドライバーを確保するのではなく、フリーランスと契約して配送業務を委託するという方法もあります。
近年、個人事業主として活躍する軽配送ドライバーが多く、メディアでも幅広く取り上げられています。
配送業務を委託したい法人と、少しでも多くの業務を受託したい個人事業主が連携することで、配送ドライバーの人手不足が解消できる道筋が生まれます。
お互いが柔軟に連携し合うことで相互利益が生まれ、スムーズな配送が実現することでしょう。
新しい働き方は積極的に取り入れていくことが結果、人手不足の解消に繋がってきます。
キャリアプランの提示
採用後、ドライバーにキャリアプランを提示してみるのもおすすめです。
働く側の気持ちとしては、与えられた業務を淡々とこなすよりも、具体的なキャリアプランがあることでドライバーとしてのモチベーションが上がります。
数か月~数年単位にわたっての労働時間、役職、昇給といった待遇を提示してみましょう。
SKSでは
SKSでは法人の利用者に向けて、多様な保険の取り扱いを行っております。
法人向けのプランに加入することで、従業員が安心・安全に働ける環境を作ることができます。カーリースのプランと合わせて是非ご相談ください。
関連記事